NYの地下鉄

昨日TBSの「夢の扉+」に、工業デザイナーの宇田川 信学(まさみち) さんが出ていた。
http://www.tbs.co.jp/yumetobi-plus/backnumber/20130505.html
過去25年間で、最も影響力のあるニューヨーカー100人に選ばれ、"犯罪の巣窟"ニューヨークの地下鉄を再生させた日本人として紹介されていた。

遠い昔(もう四半世紀前のこと)NYに半年ほど住んでいたことがある。
当時の地下鉄は、汚い、臭い、暑い上に脳天を刺すようなブレーキ音がけたたましかった。
降りたら危険な駅も本当に存在していたし、安全な駅であってもホームレスが普通にたむろしていた。


あるとき、地下鉄に先に乗り込んだ英語学校の若いやんちゃなクラスメートが、遅れていた私や仲間を乗せようと、地下鉄のドアを足で押え発車できないようにするものだから、彼は警察につかまってしまった。ショックだった。


7年前に行った時は、市内にホームレス専用のアパートが建ち、地下鉄も安全なイメージに変わっていた。
宇田川さんが活躍しだしたのは、この頃なのかな。

番組中の名言。「意志あれば道あり!」「根気がなくなったら進歩はない!」
宇田川さんが語るこの言葉の力に、胸が熱くなった。
修行僧のような面もちの宇田川さん。これからもたくさんいい仕事をしてください!



4年前の「ASTOR PL」イーストビレッジにある駅。レトロ感あり。左のタイルはピカピカ。
でもやっぱり暑くて薄暗かった。ブレーキ音の騒々しさも健在。